**第2章 さあ、京都で始めよう**
いま、たくさんの外国人が日本にやって来るようになっています。なかでも京都は、言うまでもなく「日本に来たら絶対に見過ごせない観光都市」の一つとして認識されていることでしょう。
先ごろ発表された京都観光総合調査によると、2018年に京都市を訪れた外国人観光客の数は、661万人にのぼりました。
もちろん日本人観光客もあとを絶たず、相変わらず京都人気は続いています。
京都市に宿泊したお客さんの総数を見ると、1415万人と、前年から3・9%も増えています。このうち外国人は318万人でした(前年比0・6%増)。
そして、この年の京都市内における宿泊施設の稼働率は、驚くべきことに89・1%だったのです。京都市内で営業している、すべての泊まれる部屋の9割が、年間を通して宿泊客で埋まっているというわけです。これは、すごい数字です。
私が成田市役所にいたころにホテル関係者に聞いた話によると、ホテルというのは年間の稼働率が6割まで行っていれば「御の字」、十分に採算がとれるということでした。
平均していつも9割の部屋が予約されているということは、泊まりたいところに泊まれなかったお客さんも多い、ということです。「不本意なところに仕方なく泊まることになるけど、人気の京都だから仕方ない」というケースは珍しくない、ということです。
つまり、京都市の宿泊施設は、観光客を満足してお迎えできる準備ができていないとも言えるでしょう。満足できる需要に供給が追いついていない面もある、ということです。このような観光都市としての京都の魅力は、民泊事業を考える人にとって最も大きな狙いとなるわけです。
【注記】この記事は開発者Tが以前に執筆したコラム・出版準備した書籍原稿からのものです。内容は当時の法令・制度等に基づくものであり、現時点での正確性を保証するものではありません。最新の情報は本AI行政コンパスのチャット画面等でご確認ください。