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外国人に根強い「京都ブランド」

**第2章 さあ、京都で始めよう**

外国人観光客が持っている「京都ブランド」がいかに強いかは、彼らの足跡をたどるとよくわかります。

日本に来た外国人観光客はやはり、とにかく東京は見たいのです。上野や浅草を見て、スカイツリーに上り、原宿の竹下通りを歩いて、新宿のゴールデン街で飲んで……。東京にも、京都とはまた違った「日本らしさ」がたくさんあります。

しかし、私たちから見ると京都以外の日本の名所は東京だけでもないだろう、と思います。近くには横浜や鎌倉があります。横浜の港を見て、古都鎌倉を散策する、というスケジュールを入れれば、よりコンパクトに日本を満喫できるでしょう。

ところが彼らは、東京での観光を終えたら、すぐに新幹線に乗ってしまうのです。行き先は、もちろん京都です。

民泊ビジネスを「横浜や鎌倉でやる」という意味はあると思いますし、やり方次第で成功の可能性も高いと思うのですが、実際には京都のように民泊は増えていません。神奈川県在住の事業家で民泊をやりたいと思っている人も、「横浜や鎌倉ではなく、京都で」と言います。

それは、民泊を利用して何泊かするような外国人観光客は、横浜や鎌倉には集まって来ないからです。横浜・鎌倉は新幹線で素通りしてしまう人が多いし、観光に来たとしても夕方には新横浜から新幹線で京都に向かってしまう、というケースが圧倒的です。

それくらい、外国人観光客にとっては「日本に来たら京都は絶対に外せない土地」ということなのでしょう。

これは東京の品川で民泊をやっているご主人から聞いたのですが、宿泊した外国人のお客さんは必ずと言っていいほど「次は京都に行く」と言って京都での宿を探すそうです。そこでご主人は、京都でもゲストハウスを営業して、品川に泊まったお客さんに「次はこちらへ」と勧めるようなやり方を考えている、とのことでした。

そしてさらに、最終的には自分たち夫婦の終(つい)の住処として、その京都の民泊施設を使いたいという思いもあるようです。

【注記】この記事は開発者Tが以前に執筆したコラム・出版準備した書籍原稿からのものです。内容は当時の法令・制度等に基づくものであり、現時点での正確性を保証するものではありません。最新の情報は本AI行政コンパスのチャット画面等でご確認ください。