**第5章で、京都市で民泊営業の許可を取るときに問題に**
ではどうしたらよいのか。私は、実際に京都の町をくり返し訪問して、空き家のようになっている物件を自分の足で探してみることをお勧めしています。
とくに町家が欲しいと思ったら、まず不動産業者を介してよい物件を探すのはむずかしいと考えたほうがよいでしょう。都合よく空き家になって売りに出されている物件は非常に少ないし、また町家物件を求める人もたくさんいるからです。見つかったとしても、とんでもなく高額ということになります。
しかし、あきらめる必要はないと思います。丹念に歩いて口コミ情報を求めたり、「不動産屋さんには言ってないけどいずれ処分も考えている」というような人を探してみると、意外に掘り出し物が見つかるかもしれません。「町家で民泊を」というこだわり、あるいは理想を持っているのであれば、何とか追求して実現してほしいと思うのです。
町家物件に限らず、よい物件は必ずあります。地道に自分で歩いて探していけば、必ず見つかります。と同時に、その過程で旅行者の気持ちも理解できるでしょう。旅行者を招いた場合のセールスポイントの作り方を考えるうえでも、町を歩くことは大切ではないかと思います。
というのは、民泊を利用する海外旅行客は1泊してすぐに移動するわけではない、というケースが多くなります。1週間近く滞在してくれることもあります。そのような宿泊客が満足を得るためには、やはり民泊のある地域全体をゾーンとして見て提案していくことが必要になってきます。宿泊施設だけでは完結しない部分があって、その体験に外国人観光客は期待している部分もあるわけです。そこが重要です。
歩きながら、外国から来たお客さんをどのように「歩かせる」かを考えてみます。お客さんが興味を持って歩けることが、その町にお金を落としてもらうことにつながります。それがうまくいけば民泊の成功につながります。
それを自分の足で歩いて経験することは、民泊ビジネスのスタート前のコンセプトを考えるうえでも重要だと思います。
【注記】この記事は開発者Tが以前に執筆したコラム・出版準備した書籍原稿からのものです。内容は当時の法令・制度等に基づくものであり、現時点での正確性を保証するものではありません。最新の情報は本AI行政コンパスのチャット画面等でご確認ください。