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和の演出、お金をかけなくても工夫できる

**第5章で、京都市で民泊営業の許可を取るときに問題に**

ただし、民泊施設に本当の「日本らしさ」を出そうとすると、かなりの予算が必要になります。「和のテイスト」をとことん追求しようとすれば、とんでもないお金がかかるでしょう。

そんなお金はない、という場合にはどうすればよいのでしょうか。やろうとすれば中途半端な「和のテイスト」になってしまう、そんなものをつくるのだったら宿泊客の利便性を考えたシンプルで合理的な簡易宿所にしたほうが喜ばれるのではないか。普通の日本人は、そのように考えると思います。

でも、それは私たち日本人の感覚で、外国人観光客の印象はまた違うようです。

外国人観光客に人気のある京都の民泊をのぞいてみると、日本人にとってはびっくりするような「なんちゃって」バージョンのこともあります。壁には金箔があしらわれているのですが、よく見れば(よく見なくても?)金色の壁紙が貼ってあるだけということがわかります。日本人なら「なんでワザワザこんなことするんだろう」と思いますが、そういうところが外国人観光客には喜ばれたりするのです。

もちろん、すべての外国人が「なんちゃって」でいいよ、というわけではないはずです。旅行の予算があれば、本場の日本の「和」を体験したいでしょう。その中間くらいがいい、というお客さんもいます。

大切なのは、予算グレードに合わせて「松竹梅」を考えることだと思います。

宿泊施設の内装にそこまでの費用をかけられなくても、「梅」としての和を演出すればよいのです。それは、どうしても「なんちゃって」になってしまいますが、だからといって「テキトーでいいから和のフンイキを」では喜ばれないことはもちろんです。細かい、些細なインテリアでもいいから、日本独特のものを演出するように考えるとよいでしょう。本格的な和の雰囲気が難しいとしても、竹や梅で、いかにアピールするかが工夫の見せ所となります。

【注記】この記事は開発者Tが以前に執筆したコラム・出版準備した書籍原稿からのものです。内容は当時の法令・制度等に基づくものであり、現時点での正確性を保証するものではありません。最新の情報は本AI行政コンパスのチャット画面等でご確認ください。