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全体のスケジュールを立てる(■全体の流れを示すフローチャートのような図?)

**第5章 京都市での「民泊」許可申請手続き、その現実**

リフォームプランが完成して工事が始まったら、早めに始めておきたいのは「学校照会」です。前述のように半径110メートル内に規定の施設があれば、それぞれに照会して回答をもらっておかなければなりません。この学校照会は、建物のリフォームが完成していなくても、必要とされる帳場がなくても、行うことができます。

学校照会は京都市が求める要件なので、京都市を通して、それぞれの施設への照会を行ってもらうことになります。京都市の場合には、だいたい1か月プラスアルファくらいの期間で照会の結果が戻ってきます。この期間は地域によって異なっていて、たとえば私は最近、東京都台東区で民泊の許可申請手続きを行ったのですが、そちらでは3か月かかりました。

次に、消防設備の許可です。リフォームのプランニングと同時に消防設備の設置計画をつくり、その書類とともに申請書を消防署に提出します。そして設置工事が終わった段階で消防署の担当官に現場に来てもらって、それぞれ正しく設置されているのかを確認してもらいます。消防署の担当者は、申請書を提出してから1週間後くらいに来ます。

担当官が確認してそれぞれ間違いなく設置されているということになれば、それから2週間ほどのちに「適合通知書」が発行されます。

このときの消防署のチェックも消防設備だけですから、その段階で帳場などほかの許可要件に関する工事が完了していなくてもかまいません。

これで学校照会が完了し、消防署からの適合通知書も来たら、あとはリフォームの完了を待って「本申請」ということになります。

本申請をすると、役所の担当者による施設の立ち入り検査が行われますので、まずそのスケジュールを決めます。申請が混んでいるかどうかによっても変わりますが、だいたい1週間後くらいです。この検査のときには、リフォームはすべてが完成していて、許可要件のすべてを満たしていなければなりません。

立ち入り検査で役所の担当者は、帳場がちゃんとついているか、部屋の間取りなどは図面通りか、床面積や窓の大きさなどは規定を満たしているか等々、実際にメジャーを当ててチェックします。

立ち入り検査が終わると、京都市の場合は、だいたい2週間後には許可が出ます。その時点で、いつでも営業を開始することができるわけです。

このようにしてスケジュールを逆算して営業開始日を決め、多少の余裕を見ながらAirbnbなどにおける営業開始日の告知、宿泊予約の開始を決めます。

【注記】この記事は開発者Tが以前に執筆したコラム・出版準備した書籍原稿からのものです。内容は当時の法令・制度等に基づくものであり、現時点での正確性を保証するものではありません。最新の情報は本AI行政コンパスのチャット画面等でご確認ください。