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騒音は人口密度が高い日本の代表的な「ご近隣トラブル」

**第2章**

マンションなどの集合住宅はもちろん、一軒家に住んでいる場合でも近隣住民とのトラブルはつきものです。いつ、誰から迷惑をかけられるか、もしくは自分がかけてしまうかわかりません。そして近隣トラブルの代表的なケースが騒音問題です。

そもそも音は聞く人によって感じ方が違うものです。ですから、音を出している人にとっては普通の音、心地良い音だと感じていても、周囲の人にとっては大きな音、迷惑な音と感じていることがあります。また、中には他人にとっては迷惑だとわかっていながら、その音を出すのをやめないという人もいます。

とくにマンションなどの集合住宅の場合、隣の部屋は壁一枚を隔てただけとなります。ですから両側の人はもちろん、上下の部屋の音も比較的聞こえやすく、ちょっとした生活音でも騒音トラブルに発展してしまうことがあります。

例えば、上の部屋の住人がバンドを組んでいてドラム担当だったとします。マンションの部屋でドラムを叩く人というのはそうそういませんが、スティックで床や机を叩いてドラムの練習をする方は結構いるのではないでしょうか。この場合、それにより生じる音は練習をしている本人にとってはそれほど大きいものではなく、それどころか、本物のドラムで出す音に比べれば騒音対策をしているほどだと思っているはずです。

しかし、このように壁などに伝わる音というのは、存外、周囲の部屋に響き渡るものです。中には音だけでなく振動を感じるといったケースもあり、他の住民が不快に感じれば騒音問題に発展する可能性は十分にあります。

一軒家の場合でも、一般的な許容範囲を超えた音が騒音問題となるケースはあります。以前、奈良県の住宅街でラジカセから大音響を流したり、大声を出したりした女性が傷害容疑で逮捕された事件がありました(彼女のことをマスコミでは〝騒音おばさん〟と呼んでいました)。これ以外にも、近所の工場が夜中に大きな音を出して困っているといったケースも多いようです。

【注記】この記事は開発者Tが以前に執筆したコラム・出版準備した書籍原稿からのものです。内容は当時の法令・制度等に基づくものであり、現時点での正確性を保証するものではありません。最新の情報は本AI行政コンパスのチャット画面等でご確認ください。